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石田
石田

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勾配と消極性

秋らしくなってきましたね。


朝から何故か兄が来ていて、両親が公園に行くというので着替えてついて行った。

その公園は道路を挟んで二つのエリアに別れており、それぞれ山のように盛り上がっている(もしかしたら道路は元々川だったのかもしれない)ので道路を跨いで二つのエリアが石造りの歩道橋で繋がれている。つまりピクニックをするためにキャンプ場まで行くには500m位の坂道を登る必要があった。

キャンプ場周辺は芝生があって水道やトイレもあるのだけど、一帯に40度位の勾配がついている。坂なのだ。そこにレジャーシートを引いて道の駅で買ったパンと焼きそばを食べる。

レジャーシートを広げてすぐに父と兄が蚊の猛攻を受けて一気にテンションが下がっていた。前に露天風呂に入った時にも思ったけど自然って本来全然人間に都合がよくない。その都合が悪くて危険なところの中に快適なピクニック空間を作ろうとしているだけである。



オモコロの女装シリーズを見て、おじさんがこんなに可愛くなるのだから俺がやったらもっと可愛いのでは?と思ったので100均でコスメを買って知り合いにメイクしてもらう体験をしました。驚いたのが化粧品の種類の多さ。最初アイシャドウなどを何個か買っていったら「少な過ぎる」と言われて当日買い足した。

メイク文化への偏見として目標が画一的過ぎると個人的に思っていて、なんとなく顔が小さい・目が大きいなど美しい顔のビジョンが定義されていてそこに近付けることが目標の消極的な作業になってしまうのでは?という疑問を持っていた。

一回だけでは分からないけど実際に自分で体験してみたところ、まあ確かに……という感じではあった。とはいえ改めて自分の顔と向き合う体験は結構面白いと思います。



近所に新しい眼科が出来た。いかにもお金が掛かってそうな立派な作りで路面側がガラス張りになっているらしかった。らしかった、というのは営業時間外はそこが曇りガラスになっていて、通勤で通り掛かるだけだと中の様子が見えないようになっているのだ。

ある日、休日の昼間に用事があってその眼科の前を通るとガラスが普通の透明色になっていて、中を見ると道路に面するその部屋でレーシック手術をしていた。しかもモニターに術野の眼球がリアルタイムで映っていた。

だいぶギョッとしたのだけど、確かに医者側からしてみたら豪華な機材を見せたいし誰に見られても恥ずかしくない手術をしているということだから理屈は通っている。

もしその院長が心臓外科医だったらリアルタイムで心臓がモニターに映っていたんでしょうか。





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