ケイはとある大学に通うギャルだ。最近トレンドの韓国系ギャルで、その圧倒的なビジュアルの良さからカーストトップとして不動の地位を築いている。キャンパスでは誰一人として彼女に逆らう者はいない。皆が彼女に取り入ろうとしてへりくだり、甘い言葉や金品を貢ぐ。言うなれば女王だ。
しかしそんな女王ケイには、存在が許せない女が居た。キャンパスで時々すれ違う、名前も知らない、姫ギャルの女。時代遅れの姫ギャルの分際で堂々と道の真ん中を歩くその女のことが、ケイはとにかく気に入らなかった。
「時代遅れのダサ女が」
そんな鬱憤を晴らすように、ケイは夜な夜な『狩り』に出掛けた。SNSで調子に乗っている女を探して、闘いを挑み、そして屈服させるのだ。
闘いとはもちろん、女同士で互いの雌としての性能を比べ合うレズバトルのことだ。ケイはレズバトルにおいてまさに無敵だった。相手が思わず怯む程の圧倒的な美貌、闘乳において負け知らずの巨乳、性感帯に触れずとも相手をイかせられる程のテクニック、そして、おびただしい数の雑魚まんこを食いつぶしてきた最強のまんこ。
闘いは同じレベルの者同士でしか発生しない。ケイにとってレズバトルは闘いではなく、一方的な狩りなのだ。
ケイは今日も狩りをしようと、おびき出した獲物との待ち合わせ場所へ向かった。するとそこには、なんとあの女が居た。
「……初めまして」
ケイはあくまでもその女のことは知らないというフリをした。女王であるケイがほかの女のことを意識しているだなんて認められなかったからだ。お前のことなど眼中にない、という強がりだった。
「あぁ、君が? なんだったっけ……まぁいいや、これから潰される奴の名前なんて」
「そうね、どうでもいい」
姫ギャルの女の名前はアリサといった。
挨拶を済ませたアリサとケイは、ラブホテルという名の決闘場へと向かった。
◆◇◆◇◆
ホテルの薄暗い廊下に並ぶ扉からは、獣の雄叫びのような雌の嬌声や、肉と肉がぶつかり合う激しい音や、噴き出る潮の水音が漏れ出ている。このホテルは、一見すると普通のラブホテルのようだがその実態は異なる。このホテルは、雌と雌との潰し合いのために使われる闘技場なのだ。
アリサとケイの間に会話は無い。
(生意気な女……犯し殺してやる)
早くこの生意気な女を屈服させたいと、迸る闘志にケイの身体は熱く疼いた。
そしてついに二人は、闘いの舞台となる部屋の扉の前にたどり着いた。この部屋に入ったが最後、どちらかが屈服するまで闘いは終わらず、扉は開かない。
アリサは無言で部屋の鍵を開けると、部屋の中に入り、明かりをつけた。薄暗いシャンデリアが、煌びやかな部屋を照らす。ケイもそれに続いて、黙って部屋の中にはいると、扉の内鍵を閉めた。
その瞬間、闘いが始まった。