「うーん……」
「どうしたんですか、優奏?」
腕を組みながら頭を傾げる妹に、声をかけました。
「最近さ、縄原に良いようにやられ過ぎじゃない?」
「最近というか…いつもの事というか……」
「ね、縄原の弱みを握っちゃおうよ」
にひひ、と悪い顔をしながら優奏は提案してきました。
「あの人に弱みなんてあるんでしょうか?」
「“あの計画”のこととか?」
「“全少女緊縛計画”は弱みになり得るかもしれませんけど、縄原さんの人望を加味すると私たちがそれを公害したところで戯言と受け取られるだけのような気もします。」
縄原さんは市民からとても信頼されているのです。あの人の本性を私たちが広めたところで、本気にしてくれる人なんていないと思うのです。
「だったら縄原の家に侵入して弱みを見つけちゃえば良いんだよ」
「っ…!優奏、それは不法侵入とか諸々アウトですよ」
妹の非行を未然に防ぎます。正しい道に導いてあげるのです。
「逆質問するけど、縄原が私たちを縛って監禁するのは法律違反じゃないの?」
「そ、それは…」
痛いところを突かれました。確かに縄原さんは私たちを縛って監禁して…玩具で気持ちよくさせて……
「バレなきゃ犯罪じゃないっていうし、弱みを見つけることができれば大丈夫だって」
「そういうものでしょうか…」
「もしかして恋人と同棲してるかもよ?」
「恋人ですか…」
なんでしょう。胸の奥が痛みます。縄原さんに限ってそんなことは……。
「と、に、か、く!明日のお昼に忍び込むからね」
「白昼堂々忍び込めるのでしょうか?」
「縄原が仕事して家を空けてる時間だからね。私たちは夏休みだし、最高の侵入日和だよ」
「そ、そうですか…」
乗り気はしませんが、恋人の有無だけは知りたいと強く思います。今回だけ…バレなければ問題ない、ですよね?
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「じゃ、いくよ。」
「はい…」
翌日、私と優奏は縄原邸に侵入を試みました。
縄原さんの家はとても大きな日本風の豪邸でした。大きな庭や、池、木々に至るまで手入れが行き届いており、小さなお城といっても過言ではありませんでした。
そして、平屋に見える住居は和風の出立で、畳の良い匂いがします。
でも、これは見せかけの家なのです。この豪邸の地下には牢屋や調教するための部屋があるのです…。この前侵入したときに捕まっていたことを思い出します。あの時は光姫さんと一緒に縛られて……
「お姉ちゃん!ぼーっとしてないで縄原の弱みを探すよ」
「は、はいです!」
いけない。敵地の真ん中で気を抜いていました。そうです。縄原さんに恋人がいないことを確かめないと…。
「私は東側を探すから、お姉ちゃんは西側をお願い。捜索し終えたらこの庭に集合ってことで。」
「了解しました!」
そうして私たちは縄原邸を隈なく探索することにしました。
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「う〜ん…何も出てきませんね…」
最後の捜索場所である寝室で首を捻りました。
でも…なにも出てこなくて良かったです。
幸い、恋人の姿や存在を匂わせるものは出てきませんでした。
といってもこの部屋はまだ探してないのですけどね。
縄原さんの寝室は10畳ほどの大きさで桐のタンスとお布団が敷かれているだけのシンプルなお部屋でした。
「えっと…」
おそるおそるタンスの中を開きます。
「はわわ…コレって……」
そこにはたくさんの下着が入っていました。大人の女性の下着。どれも名の知れた高級ブランドのものでした。
「ご、ごめんなさい…!」
急いでタンスを閉めようとしましたが、悪い気持ちが生まれました。
誰も見てませんし…今なら……
私はその下着の匂いを嗅ごうと……
「おねーちゃーん。何かあった〜?」
「な、なななななにもなかったのです!か、かか帰りましょう!」
「う、うん?」
縄原さんの下着を目に焼き付けて、タンスを閉じました。
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「なーんにもなかったね。」
「そうですね、流石に弱みといわれる部分は簡単にバレないようにしているのかも知れません。」
「今度は市役所に侵入しよっか?」
「それこそ犯罪になってしまいますよ…」
「ま、コレから帰ってじっくり作戦を練ろうよ」
優奏が片手を挙げて息を荒くしています。やれやれと思いながらも貴重なものも見れましたし、楽しかったです。
『ほう?無事に帰れると思っているのか?』
「っ!?」
そんな声と共に私たちの周りに無数の黒忍たちが出現しました。
『縄原さまの屋敷に侵入するとは…大人しくしてもらおうか』
私たちを取り囲んだ黒忍たちは麻縄の束を持ちながらジリジリと距離を詰めてきます。
『女は傷つけるなとの縄原様の言葉もある。大人しく投降すれば、痛い思いをせずに済むぞ。』
「優奏…」
「分かってるよ、お姉ちゃん…」
私たちは頷き合いました。
「「やぁぁぁぁ!!!」」
私たちはクナイを両手に持ち、黒忍たちに向かって駆け出しました。
この前は縛られていてローターも挿れられていたから敗北しましたが、万全の状態で負けるわけがありません。
私たちは風のような速さで黒忍たちに迫ります。
「「っ…いて…!」」
バタンっという音が縄原邸に響き渡りました。どうやら躓いてしまったみたいです。優奏も私と同じように倒れてしまったみたいです。
『ひっ捕えろぉぉぉ!』
そんな一瞬の隙を見逃してくれるわけなんてありません。黒忍たちはうつ伏せに伏せている私に馬乗りになり、両手を身体の後ろに絞り上げました。
「やめて!縛らないで!」
優奏が大きな声を出して抵抗しています。
『口を塞げ』
リーダーらしき黒忍の指示のあとすぐ、竹製のバーギャグが私の口元にあてがわれました。
「………!」
せめてもの抵抗で、私は口を閉ざしました。
「や、やめ…むぐぅ!?」
優奏の声がくぐもった音に変換されてしまいました。どうやらこのバーギャグを咥えさせられてしまったのでしょう。
「っ……(絶対に口を開きません…)」
「っ!?」
私の抵抗を悟ったのか、黒忍は私の鼻をつまみました。
「っぷは…んむぅ!?」
呼吸をするために口を開け、その隙にバーギャグを無理やり噛ませられました。
「んーーー!!!」
私の声はくぐもった声に変換されてしまいました。助けを呼ぼうにもこんな状態では誰も気づいてくれません。
『簡易的な後手縛りを施せ。その後、股縄をリードにして地下牢へ連行する。』
『御意』
「んむぅ!(やめてください!)」
私がいくら身を捩らせようとも大勢の黒忍に取り押さえられていてはどうすることもできません。
『大人しく立ち上がれ』
「………。」
首元にクナイを突きつけられては抵抗することなんてできません。私は命令に従い立ち上がります。
「むぐぁ…(優奏…)」
ちょうど正面に優奏の姿を捉えました。私と同じように後手に縛られ、竹製のバーギャグを咥えさせられています。
『お互いが縛られていく様子を見るんだ』
その声と共に私たちの身体に縄がかけられていきました。
ギチギチ…
ギュッ…
さすがは縄原さんの黒忍といったところでしょうか。縄捌きに迷いがありません。
胸の上下に縄を通され、あっという間に上半身の動きを封じられました。
優奏も私と同じように胸を絞り出すように縄がかけられていました。小ぶりな優奏の胸も縄によって強調させられていました。
シュル…
そして私たちの腰に縄が巻かれました。
「んむぅ…!」
遂に股縄を通される時がきたようです。
「んーーー!」
優奏は大きく抵抗していましたが、縛られてしまった以上、その抵抗は無意味なものでした。
ギュゥゥ…
「んむぅ!?」
股縄を通されると優奏は身体を大きく振るわせ、性的な刺激を感じているようでした。
『コレで抵抗なんてできないだろう?』
股縄から伸びるリードを手にしたリーダーらしき黒忍は高圧的に優奏に言いました。
「むぅ…!」
優奏は反抗的な態度を取りました。
クイッ…
クイッ…
「んむぅ…!!!」
黒忍が股縄をクイクイと引っ張ると優奏は内股になり太ももを擦り合わせながら性的刺激と闘っていました。
『くノ一にはやはり股縄が1番の調教だな。おい、そっちのやつにも早く通せ』
『御意』
そうして私の股間にも忌々しき股縄が通されました。
『いくぞ。』
そして股縄から伸びた縄尻をリーダーらしき黒忍が持ち、私たちを引っ張るように連行しました。
「んむぅ…(そんなに引っ張らないで…大人しく連行されますから…股縄に刺激を与えないでください…)」