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② 緊縛物語

「むぐ……?」


いつの間にか眠っていたようだ。まだ宿題も終わらせてないことを思い出し身体を起こそうとする。


「むぐ!?」


身体が動かない。そして口から出る声はくぐもった音に変換されている。

何かがおかしい。

私はおそるおそる自分の身体を確認した。


「んぐぅ!?(縛られてる!?)」


私の身体には沢山の縄が巻かれていた。

私は麻縄によって後手に縛られていた。胸の上下にも縄がかけられて胸の大きさが強調されていた。脚はM字開脚のように縛られ、股間にも縄をかけられていた。私のワレメを通すようにキツく縄が這っていた。


「もご…んぐ…!(声…このボールのせい…?)」


口にはボール状の口枷が嵌められていて声がくぐもった音に変換されていた。


そう…私は監禁されていた。


「目が覚めたかい?」


「んぐ!?」


声がした方向に目を移すと、30歳半ばくらいの男がソファに腰掛けていた。

コイツが私を誘拐したのだと悟った。


「んーーー!!!んーーーー!!!」


私は必死に声をあげた。誰かが私の悲鳴を聞いて助けに来てくれるはずだ。


「やれやれ。」


男はソファから立ち上がり、ポケットから携帯型ナイフを取り出して私の首筋に置いた。


「っ…ぐ!?」


「次騒いだら問答無用で刺す。」


男の言葉はとても重たかった。たとえ脅迫するための戯言だとしても死が目前まで迫ると男に抵抗することなど出来なかった。


「……むぐ…。(はい…。)」


私は震えながら頷いた。


「ありがとう。」


男はナイフをポケットにしまい、再びソファに戻った。


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