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らくがき ブルアカTS導入

軽い気持ちで書き始めたら、ガッツリとした導入になって終わりが見えなくなったので一旦ここで切って投稿します。 先生がTSする話で、約5000字です。 イベント『五塵来降』をプレイしてるとわかりやすいかも。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 「やあ、先生」 いつものように業務にいそしんでいたこの日、シャーレにやって来たのは予想外の人物だった。 白髪と黒髪が入り混じった、毛束の細いツインテール。 底知れない笑みを浮かべてこちらを見つめている黒い瞳。 黒のチャイナドレスに白衣を羽織った姿は、研究者のようでありつつもどこか胡乱な雰囲気を滲ませている。 「カイ……?」 申谷カイ。 私がシャーレに着任するまでの混乱に乗じて矯正局から脱獄した七囚人の1人。 しかし自身の所属だった山海経との一件で、再び収監されたはずだ。 「矯正局に入ったんじゃ……」 「それは、今知るべきことかな?」 薄く笑みの形をつくった口元は変わらないまま、問いかけを返される。 確かに、シャーレの先生である自分にとって、重要なのはそこではない。 普通の鉄格子くらいなら、ワカモは平気で何度も脱獄してるし……。 「いや……何か用事かな?」 ここまでやって来たということは、私に話あるのだろう。 本題に入るよう促すと、カイは静かに口を開いた。 「『ヘイローが欲しい』と言ったそうだね」 予想外のことを切り出されて、驚きと困惑が顔に出る。 心当たりは確かにあった。少し前、生徒との会話の折に漏らした本音。 キヴォトスの外から来た自分は、生徒たちのような耐久力を持っていない。 当たり前のように銃を撃ち、爆弾が投擲される彼女たちの戦闘。 その場で生徒たちを指揮する私の役割と、銃弾の1発で瀕死になってしまう身体……その相性は最悪と言えた。 シッテムの箱による保護はあるものの、完全ではない。現に何度か危険な目にも遭っている。 普段からかなり気をつけているし、みんな理解した上で一緒にいてくれてるけれど……。 自分をかばいながら立ち回るだけでも、相当の負担になっているのは間違いない。 それは同時に、私のせいで生徒たちを危険な目に晒しているとも言えた。 「山海経で会ったときも、後方に控えていたようだし……今の肉体に不満があるのかな?」 面白そうに語るカイ。 自分はこの身体が嫌とは思っていない。 しかしキヴォトス人と同じような耐久力のある肉体になれば、もう少し彼女たちの力になれるのではないか……そんな希望的観測は持っているし、彼女たちの頭上に浮かぶヘイローが、自分との差を象徴しているように思えてならなかった。 とはいえ、半ば冗談のつもりだった。 「どうしようもない生徒を、先生は見捨てない」 カイはゆっくりとこちらに歩いてくる。 彼女が語っているのは、山海経で会ったときに話したことだ。 「私が、私自身を見捨てたのか。それは、まだ分からないが……」 コトッと音を立てて机に小瓶を置く。 「ヘイローをもたらす薬だよ」 「!?」 驚きに固まりつつ、小瓶とカイとの間で交互に視線を泳がせる。 ……黒チーパオの、大きく開かれた胸元から覗く白い肌と谷間からは意図的に視線を逸らした。 「効能については保障しよう。ただ、それ以外は……」 どうなるだろうね、とニヤリと笑みを深めるカイ。 机に手をつきながら、私の顔を覗き込む。 「猿の手と呼ばれた、錬丹術研究会の元部長の薬さ。それ以上は先生なら言わなくても分かるだろう?」 カイは薬を作る能力に長けている。それこそ、現部長である薬師サヤ以上に。 しかし一方で、その薬は服用した者の願いを歪曲して叶えてしまうのだ。 ついた二つ名が「猿の手」。 「あぁ、他の生徒は利用してないし、するつもりはないよ。今のところはね」 あのとき私が出した条件は、しっかり守ってくれているらしい。 つまり……形としては、一生徒が先生に協力を申し出ている、ということになるだろう。 「私なりのやり方に、乗ってみる気はあるかな?」 「…………」 小瓶を見つめて、考える。 これは、彼女なりのアプローチだ。 以前のように好き勝手していたのなら、すぐに拒んでいただろう。 しかし今のカイは……先生として、受け止める意味があるのではないかと思えた。 少なくとも、今の彼女が抱いているものは悪意ではない。 「ダメなところがあったら、ちゃんと指導はするからね」 釘を刺しつつ、茶色の薬瓶を手に取る。 ちゃぷんと液体が揺れるのを感じながら、蓋を軽くひねって開け、口元まで運ぶ。 そして意を決して、一気に飲み干した。 「っぷ……」 味はいいものではなかった。 喉を流れ落ちていく液体の感覚。 しばらくじっと耐えていると、口内の不快感は消えていった。 「特に異常は……うぐっ!?」 ドクンッ! 口を開きかけたところで、薬の効果が現れた。 身体が熱く、内側から何かが込み上げてくるような違和感が広がっていく。 とくに上半身、前面のあたりが…… むくっ 自分の胸元で何かが膨らんで、着ていたスーツを押し上げた。 黒い布を内側からこじ開けるように、白いシャツが前にせり出していく。 丸みを帯びた塊は、自分の目の前でこんもりと盛り上がってゆき、上半身にずっしりとした重さを伝えてくる。 「え、ちょっと、何これ……」 ふにっ 理解が追い付かないまま反射的に抑えようとしたものの、その手が柔らかく沈み込む。 暖かく、自分の胸を触られているような感覚もある。 これ、私の身体の一部……? 「か、カイ……っ!?」 ヘイローとは全く無関係に思える異変に、思わず彼女の方を見る。 彼女は数歩離れた距離で、じっとこちらを観察していた。 ギチッ! 椅子から立ち上がろうとして、ズボンもキツくなっていることに気づく。 お尻も、脚も……全身に異変が生じている。 「あっ、うぐっ……」 サラッ 身体中が熱く異様な感覚に包まれていて、動くこともままならない。 喘ぐように頭を振ると、自分の髪が視界に入ってくる。こんなに長かったっけ……? バツンッ シャツのボタンが限界を迎えて弾け飛んだ。 少しだけ楽になったけど、膨らみ続けているのは変わらない。 左右に引き伸ばされていく割れ目から見えたのは、見慣れた肌の色で…… どぷんっ トドメとばかりに、全身が小さく爆ぜるように肥大化する。 胸は左右にもせり出して、勢いのままに両腕にもぶつかりながらムニュンとたわむ。 あまりの重さに抱え上げようとしたけれど、たわんで上下にあふれてしまう。 ただ、変化はようやく落ち着いたみたいだ。 「はーっ、はーっ……!」 机に手をついて呼吸を整える。 荒い吐息にあわせて、胸の膨らみも上下する。 というか、下を向くと自分のシャツで視界の半分以上が埋まっている。 「いいものがついているじゃないか」 「え……?」 カイが指差していたのは、私の頭上。 彼女のどこか満足そうな様子から、薬がちゃんと効果を発揮したのだと理解する。 反射的に上を向いてみたけれど、天井が見えるばかりで何もない。 頭の角度に合わせてヘイローも動くのだから当然か。 「どこかに鏡が……」 きょろきょろと辺りを見回して、壁に備え付けられていた姿見が目に入った。 急用で他学園に向かうことも多いから、身だしなみの確認のため程度にしか思っていなかったけど……まさか、自分の姿を確認するために使うとは。 ゆさっ、ゆさっ……ぎちっ 一歩ごとに胸の塊が揺れる。 ズボンの布が悲鳴を上げてるけど、今は気にしていられない。 鏡の前に立ち、映った自分を見つめる。 「うわぁ……」 スーツ姿の女性が、そこに立っていた。 胸はサイズオーバーして白シャツが見えてるし、腰はズボンがずり落ちかけている。 逆に太腿はパンパンで、ズボンの折り目が見えなくなるほどに引き延ばされていた。 そして……今まで見たこともない形のヘイローが、頭上に浮いていた。 「本当にヘイローが……」 呆然と見つめる顔は、かろうじて自分だと分かる程度に面影はある。 ただ、それ以上に目を引くものがあって── 「大きい……」 たぽっ 顔よりも存在感があって当然とばかりに、胸板に鎮座している乳袋。 両手を使って持ち上げようとしても、下乳を半分も覆えていない。 逆にブカブカで、腰のラインがかなりくびれているのがわかる。 スーツに黒髪、プロポーションでいくと、リオが近いだろうか。 髪は短いし、彼女よりいろいろ大きい所は違うけど。 「薬は気に入ってもらえたかな?」 いつの間にか後ろに立っていたカイが声をかけてくる。 同時にその白い腕が、後ろから私の胸へと伸びてきた。 「ふむ、私よりも明らかに大きいね」 ムニッ 「ひゃん!」 乳肉に指先が沈み込んだ瞬間、喉から自分のものとは思えない喘ぎが漏れる。 カイも結構な巨乳のはずだけど、私の胸は比較にならないレベルの爆乳だった。 男のときと身長は変わらず、そこに乳肉をてんこ盛りにされているから、とんでもないボリュームになっているのは理解できる。 ハスミといい勝負……もしかするとそれ以上かもしれない。 胸の一番キツいところのボタンが飛んだせいで、衣装の露出はカイの胸と似たような感じになっていた。 「ヘイローが生えた結果、生徒と同じような姿になる……少しばかり予想外だが」 興味深そうに私の胸を揉んでいるカイ。 どうやら、彼女にもこの副作用は予想できていなかったらしい。 「怒らないのかな?」 鏡ごしに目を合わせながら、口角を上げつつ聞いてくる。 少しばかり挑発的な、こちらを観察するような視線。 確かに、副作用というには、あまりにもダイナミックな変化だとは思うけど……。 「私が選んだ事だからね、責任は自分で取るよ」 彼女の薬を飲むと決めた時点で、覚悟はしていた。 このぐらいなら、前もって忠告していた範囲内だろう。 サヤが知ったら怒るだろうな……とは思いつつも、後悔はしていない。 「先生なら動じないかもとは思ったが、これが大人……なのかな?」 興味深そうな表情で、こちらを見つめているカイ。 後ろから密着しているから、首筋に彼女の息を感じる。 「まあいい、今は完全に女性の身体になったことを確認しておこう」 「あっ、ちょっと、そこはっ……ひっ!」 身体を確認するように、彼女の白い手は、胸以外の場所へも伸びていく。 腰、尻、腿……全身を撫で回していたのだけど……。 その動きが突然ピタリと止まった。 「……もう一つ、副作用があったらしい」 カイがさっきまでとは少し違う口調で呟く。どこか様子がおかしい。 鏡ごしに見えるカイの、雪のような白い肌。 その頬がうっすらと紅潮していることに気づく。 「今の先生は、どうやら生徒を発情させるらしい」 ふたたび動き出したのだけど……確認するためだったはずの愛撫は、ねっとりとした手つきに変わっていた。 「匂い……というより媚薬かな?周囲にまき散らしているのは、若返り薬の同化作用にも近いか……」 自分でも、うっすらと甘い匂いはすると思ったけど……もしかして、想像以上に問題があったりする? 「私も、そういう嗜好のつもりはなかったのだが……」 ブチブチィッ! 「きゃぁっ!?」 ヘイローが生えたところで、着ていた服の素材は変わらない。 スーツを強引に左右に引っ張られて、張り詰めていた繊維は限界を迎えた。 無事だったボタンも次々と飛んでゆき、ミチミチに詰まっていた中身が露わになる。 巨大な大福を2つ並べたような肉毬が どっぷりと重たげに、それでいて形の綺麗な乳房……だけど、それを眺めている余裕はない。 「恥ずかしがる必要はないと思うがね。今は同性なのだろう?」 カイは流れるような動きで私の正面へと回り込み、両腕をしっかりと掴んでくる。 底知れない表情はいつもと変わっていないように見えるけど、滲み出る雰囲気の異様さを肌で感じ取る。 それはまるで、スイッチの入った鰐淵アカリを前にしたときのような── 「カイ、いったん落ち着いて……きゃっ!?」 後ずさりしていた私は、気づいたら近くにあったソファへと誘導されていた。 軽い足払いをかけられて、その上へと倒れ込む。 そしてカイは羽織っていた白衣を脱ぎ捨て、マウントを取りながら迫ってくる。 「安心していい、身体の耐久力についても保証するよ。つまり──」 言葉を切って、口角をグイッと上げるカイ。 いつもと違う、捕食者の笑み。 そして、逃げようのない私に向けて、淡々と告げる。 「いくら激しい行為をしても、問題ないということさ」 私の初めては、思わぬ形で散ることになった。


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