【マッチのチラ裏オルタナティブ】vol.1
Added 2020-06-16 05:58:36 +0000 UTC「お気持ち表明」という言葉、皆さんはご存知だろうか?
ニコニコ大百科さんの該当記事によるとこのワードの元ネタは遡ること4年前の2016年、当時の平成天皇、つまり現在の上皇陛下が天皇の身分を生前退位することを表明した放送についてその「お気持ち」を表明するということでメディアなどにおいて使用され出したとされている。
が、しかし昨今におけるこの「お気持ち表明」の用法とは「個人がブログなどを通じて自らの思想・批評を発信すること」に対する嫌味のニュアンスを多分に含んだものであることが多い。僕が知る限りでは多分そう。
どうも、小宵ちゃんの作曲やミックスその他音周りを担当しているマッチです。
FANBOXが唐突に更新されたと思ったら一体コイツは何の話を始めたんだと思っている方々がほとんどであろうから話の結論から先に言っておくが、
これは僕がその「お気持ち表明」という言葉が怖くて仕方ないという話だ。
先日小宵ちゃんの新作動画である新釈「ローレライが呼んでる」のMVが公開されたのだが、その際僕はTwitterで「話したいこととか色々あるんでFANBOXにでも書きますね」みたいなツイートをした。そう、してしまったのである。
特段何を話すか決めていたわけでもなかったのだが、この「ローレライが呼んでる」という曲はプロジェクトが始動した初期の頃に書き下ろした曲であり、歌詞と連動して世界観を彩るノベルなど「ウタとコトバを届けるVアーティスト」という小宵ちゃんの在り方をある意味決定づけた曲でもある(そのあたりはRadiobox vol.2で触れているので気になる方はチェックして欲しい)ので個人的にも思い入れはそれなりに深いものがある。
加えてこのPixivFANBOXというプラットホームはファンの皆さんのご支援があって初めて成り立つものである。そこに金銭のやりとりが発生している以上、ファンの皆さんに満足して頂けるように多くのコンテンツをお届けしたいという思いがチームメンバーとして当然僕にもある。
というわけで有言実行、僕も何かブログのようなものでも書こうかと思い至り筆を執った次第なのであるが、そこで僕の脳裏をよぎったのが件の「お気持ち表明」という言葉である。
インターネット老人とはいかないまでも僕も「インターネットおじさん」と言えるくらいには以前からネット文化に割と慣れ親しんだ人間である。ボカロや東方アレンジなどが一世を風靡していたニコニコ動画全盛期の時分、僕らは前略(陽キャの領分だよね)やらGREE(僕ら陰の者は大体これか古のTwitterに居た)やらmixi(みんなマイミク!)やらに付随していたブログサービスにおいて絶え間なく黒歴史を量産していたわけであるが、このころのブログと現在のブログは同じように見えて内包する性質は少しばかり異なっているように思える。
僕が思うに今現在の一般人(著名人やアフィリエイト稼業のブロガー以外、というニュアンスで用いている)におけるブログは、誤解を恐れずに言うなら「駄文長文と思想の墓場」である。
何が言いたいかというと、現代仕様のTwitterやらinstagramに投稿するにはあまりに長すぎるもの、或いは個人の意見や思想が多分に含まれていて多くの人の目に触れる可能性があるSNSに投下するにはセンシティブなものなどがブログに投稿されがちである、ということだ。
SNS普及以前ではブログサービスに投稿されていたような、日常生活における重要度の低い内容は今やTwitterに呟けば良いだけなのだ。わざわざ別でブログを開設してそこに文章を投下するという一手間をかける必要性はあまりない。
つまり僕たちパンピーがブログに文章を投稿する時点である意味「SNSではちょっと言いにくいこと書いてるぜ!」と自分からアピールしているようなものなのである。程度の差や個人差はあれど、異なる趣向のサービスは使い分けられて然るべきなのだ。
※あくまで僕個人の見解です。不快に思われたらスミマセン……
前置きが長くなってしまったが、僕の「お気持ち表明」が怖い理由はこれだ。文章表現を生業としていない人間がブログを開設して投稿するという一連のプロセスの心理的ハードルは以前より格段に上がっているように僕は思えてならない(多分考えすぎなだけ)。
ぶっちゃけ僕自身は政治的・宗教的な思想にはカケラの興味もなければ、売れないバンドマンが深夜に投下しがちなクサくて無駄にポエミーで恋文ライクな文章が大の嫌いと来ている。僕がブログで書きたいような内容といえば小宵ちゃんのコンテンツに関することや音楽に関すること、はたまた僕が好きなオタクコンテンツへの感想くらいなものであるが、まあ人間というのは厄介極まりない生き物なので自分にとってはなんでもない内容が他人の嫌悪感を喚起したりしてしまう恐れがあるのが常である。
自分の思っていることと違う、コイツの言っていることは気に食わない、文脈が読めてない、クサい、バカらしい。そんな理由で誹謗中傷されたり炎上したりしている事例を実際に多く見てきた。
そもそもそんなことをイチイチ気にする人間が表現活動をやるなよと言われるかもしれないし至極ごもっともだとも思うが、まあ僕もそれなりに人からはよく思われたいのだ。誰だって思わぬところで炎上したくはない。
怖い。ブログ、コワイ。
その点、嫌味とかそういうのを一切抜きで自身のブログや記事の執筆をやっておられる方々には頭が上がらない。僕の領分である音楽に比べて文章表現というのはある意味表現方法としてはダイレクトなものであると思うし、それを媒体として自らの考えを発信している方々は本当にすごいと思う。最近では当の小宵ちゃんの活動やはたまた僕の作る音楽についてもブログや記事で触れてくださったりする機会が多くなり、本当に嬉しい限りである。
とまあそんな感じで、文章をインターネットの海に発信することに少なからず恐怖を感じているパンピー音楽家である僕が、ほんのちょい勇気を出して何か書いてみようと試みるのが本コーナー「マッチのチラ裏オルタナティブ」である。
ぶっちゃけファンボックスなら少なからず僕のことを好意的に見てくれてる方が多いだろうと踏んでいるのもけっこうある。スミマセン。頑張ります。
文章表現を生業にしている小宵ちゃん氏に見られたら笑われてしまうような記事を一発目から投下してしまったが、そんな感じで今後は僕マッチの徒然なる記事が不定期で更新されていく予定です。どうぞ控えめにご期待ください。
前置きのつもりで書き始めたらとんでもなくボリューミーな内容になってしまったのでローレライについては後日別で記事を書こうと思う。しばしお待ちください。
そんなわけでめんどくさいオタク系作曲家のマッチでした。またいずれ。
そもそもこの記事自体が「お気持ち表明」である、などと突っ込むのはナシで……
マッチ( https://twitter.com/clw_gt )
Comments
自分の領域外だと途端に弱腰になってしまう陰の者あるあるなんです…… byマッチ
2020-06-20 16:31:30 +0000 UTC小宵ちゃんほどじゃないですが文章書くのもけっこう好きなのでマイペースに頑張ります〜! byマッチ
2020-06-20 16:30:44 +0000 UTC「こんなこと」を気にしながら心情を吐露するマッチさんに好感を持ちました。。。というお気持ちw
2020-06-17 21:35:41 +0000 UTC気負いすぎずがんばってください…笑
すべらき
2020-06-16 12:50:04 +0000 UTC