一言後書き25
Added 2023-06-29 09:00:00 +0000 UTCお世話になっております。
今週の一言後書きやっていきます!
【積み重ねて進む道】
詰め込んだ回ですね。文字の量がやばい。この辺りになると編集さんもそのまま通してくれる。最後だからやりたい放題やらせてくれました。
タイトルの「道」シリーズはのばいおで使っていたんですが今回はジュリが切り拓く道ということでつけました。人間関係のまとめみたいな回。
【もう溺れていた】
この回は映画のパロディ回なのでもっと反応もらえると思ったんですがよく考えたら1997年日本公開の「ロミオ+ジュリエット」を見てる人の方が少ないみたいでした。
配信とかで是非見てみてください~!
百合漫画だから水族館だけじゃなく、ロミオとジュリエットだから水槽で対峙させました。多分映画のあのシーンは一目惚れ(突然溺れてしまう)表現だと思うんですけど、ひろみはいつの間にか溺れていたことを自覚するシーンとしていれました。
【その一言が】
さっきは突然手を握っちゃったりしたから驚かせたかな…となるロミ先生もかなり気を遣っていますね。JKなのにスキンシップにめっちゃ慎重になる時点で気づいてくれ。
数多の片想いを終わらせてきた「友だちとして」は、ジュリから言い出したことなので落とし前をつけないといけません。
【深呼吸】
10代の頃、苛々して自分が嫌な単語一つで癇癪を起していたことを思い出しながら描きました。今思えばそれはふさぎ込んで、しんどい成長なんかしないでも自分のありのままを認めてほしい幼児性でした。必要なのは相手を尊重して自分の気持ちを伝える事なのに、自分は今でもできていない事の方が多いです。
推し百合は自分の過去と徹底的に向き合って内省する作品でした。楽しかったけどもうやりたくない。でもコミティアの新刊かいちゃう。結局そんなものです。
【愛しています】
台詞を何度も書き直しました。百合好きが作品と混同して女の子を好きになるなんて、「百合が好きだからって女の子を好きになるわけじゃない」という掟を破って好きだと伝える人間のままならなさ、いくら理屈で考えてもどうしようもなく惹かれて自分のこだわり何かどうでもいい~~~!となるのは若さに溢れてて描いててむずがゆくてはらはらしました。
【溢れる】
前回の突っ走ってしまった人間らしさを後悔してますね。
この辺はメタ的にも悩みました。そもそも恋愛する人なのか、女性と恋をすることが出来るのか相手に確認することがそもそもガッツリ匂わせになるし、昔のばらと深い関係にあったことをばらしたところで「女の子がOK=自分も恋愛対象」ではないし、男性が好きかもしれないし、もしかしたら付き合ってる人がいるかも…とか悩んでいたらきりがない。
「ただ想いを伝えたいだけ」って相手の気持ちを無視してないか?友達だと思ってた相手にそういう目で見られてた!と怖がらせないか?と悩んだ結果、でもこれは普通の恋愛だからな、と割り切ることにしました。
人間関係で相手を絶対に傷つけないことは不可能なので、想いを伝えてフラれて傷つくのも恋愛だし、怖がらせて謝って死ぬほど泣くのも恋愛だし。
そんな覚悟で伝えた後に相手が「私も好きだよ」と言ってくれたら泣きますよね。
ひろみの子供っぽさがここからむき出しになっていきます。顔が大人っぽいだけでこの女は17歳になったばかりの子供です。
【百合カルシンキング】
立花が「友だちとして」とか言うからジュリちゃん泣いちゃっただろうが。責任をとれ。
一方で西園寺ジュリはガチガチの論理の人。ジュリエットも恋に浮かされながらも現実を見ています。物語にしてくれた先人から学ぶスタイルです。
読んでいただきありがとうございました。
Comments
中村さん、いつもありがとうございます。 出会いは人を成長させますね!個人的には本質はなかなか変わらないけど人との関わり方を変えていく展開が好きなのでこの辺りは描いてて大変でしたが楽しかったです!
紺
2023-07-02 12:33:23 +0000 UTCいつも一言コメントありがとうございます。 「ひろみは顔が大人っぽいだけの子供」 という言葉に、今さらながら はっ とします。 のばらさんの時もそうでしたね。 登場人物全員、(まあかなり突出している部分はあるものの)まだ子供と言って良い歳なんだ。紀平さんでさえまだ二十代中盤。 でも、全員が確実に成長している。それをリアルタイムで見られるのが、本当に幸せです。 これからの成長も、楽しみにしていますね!
中村成志
2023-06-29 09:28:10 +0000 UTC