「芒に月」の原寸大イラストです。
満月のススキ野原に佇むルーミアを描きました。
「芒に月」とは花札の一枚で、実際の花札のように画面の上下半分をススキと夜空に分け、月をぽっかりと浮かべる構図としました。
ルーミアには幼いながらもどこか妖艶な雰囲気を感じる点に魅力を感じています。
この妖怪との美しくも危険な邂逅をテーマに、画面の中央に彼女を立たせてみました。
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今作の技術的なテーマは自然物のデフォルメと時短です。
ススキの一本一本は非常に繊細で複雑な構造をしていますが、ある程度引いた視線からならばデフォルメを施しても差し支えありません。
そこでススキにはザラザラとした質感を持ったブラシを用いることにしました。
更にはレンズの効果を持つぼかしフィルターを掛けることで、ススキの形状に多様性を帯び、見ていて飽きない画面配置とすることができました。
月の景観は高地や海(低地)、クレーターなどによって形作られています。
地球から見える月を描く場合は、高地と海の明暗さえ表現できればそれらしく見えると考えられます。
そこで今作では、月の明暗を夜空の雲と全く同じブラシを用いることで作業の時短を図りました。
自然物を描くということは、物の形状と質感を押さえて、それを表現できるブラシを如何に選ぶかが重要であり、それこそが醍醐味であると考えます。
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ここまでご覧頂きましてありがとうございました。
2019.09.14 ぢせ