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クンビアのヨレたリズムの作り方

クンビアやバイレファンキなどの南米の音楽に見られるヨレの話をします


私は昔Adam Neelyという音楽系Youtuberを好きでよく見ていたのですが、この動画で紹介、解説されていたStromaeのSantéという曲に衝撃を受け、ヨレている曲を探し始めました


また動画ではヨレについてのリズムの説明もあり(動画内ではmicro-rhythmと呼ばれています)、ヨレへの知見を得るきっかけになりました


クンビアにはヨレているクンビアとヨレていないクンビアがあります

自分はクンビアの専門家ではないのではっきりとは言えませんが恐らく一般的なクンビアはヨレていない気がします ヨレているヨレていないの違いが地域性によるとも聞いたことがありますがほんとかどうかは知りません ちなみに自分はヨレていないクンビアはまあ、そんな好きではないです


ヨレているクンビアについてはこのプレイリストを聞いてもらえるとなんとなくわかるかと思います

https://open.spotify.com/playlist/16mMeTjv2B9TWDp9G5Qvlm?si=e039fb8cc96044d8


クンビアとは何か、どんな楽器が使われているかから話し始めると大変なのと自身がはクンビア自体にめちゃくちゃ詳しいわけでないので、実際の打ち込みの話をします


打ち込み - ドラム


上記の動画でAdam Neelyも説明しているのを観れば大方わかるとは思うのですが、誤りがあり訂正したいのと、またDAWのピアノロールを見たほうがわかりやすいためそれを踏まえて説明します


クンビアのドラムパターンにもいくつか種類があるのですが、今回はSantéをベースに説明したいと思います


BPMは92 一般的にヨレたクンビアはBPM90前後が多いです

基本的なレゲトンのドラムパターンを打ち込みます


はい


regeton

このままではただのレゲトンですが、リムの位置を前にずらすことでヨレたクンビアのリズムになります


グリッドを3連符に変えます

そのままリムショットをグリッド1/12個分(1拍6連符1個分?)だけ前にずらします

こんな感じです

cumbia

ここまではAdam Neelyの動画と同じなのですが、少し誤りがあるため訂正します


打ち込み - メロディ、その他


メロディ、その他の音をどうヨレさせるか 勘のいい人はドラムの説明だけでわかったかもしれません


上記の動画だとメロディを1/64だけ遅らせている、といった旨の説明が(たぶん)されていますがこれは間違いなので聞いてはダメです


普通の1/4のグルーヴで打ち込んだメロディを1/64だけ遅らせたものに先ほど作ったドラムパターンを重ねるとこうなります 嘘過ぎる クンビアエアプ

melo

答えは簡単で、これを



こう

こうなる これが正解

meloc

何をしているかというと拍の頭にある音符以外の音符をすべてグリッド1/12個分だけ前にずらすということをしています

ドラムの時はキックはそのままでリムだけをずらしていましたが、メロディで全く同じことをしています キックをずらす必要がなかったのは頭拍でしか鳴っていないからです 頭拍以外にキックを置く時はキックもずらしましょう


これはメロディだけではなく他のすべての音に応用できます(たぶん)


(まだ自分も把握しきれてないのですが、ボーカルについては、ヨレていなくても成立するような気がしています ヨレヨレのボーカルはあまり聞かないような...かと言って全くヨレていないわけではないような気も...ちゃんと検証してなくてすみません これがクンビアリミックスが作りやすい理由の一つかも)


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この方法を使うとリズムのパターンはずらす前のパターンとほぼ同じまま、頭拍に戻る手前で謎の隙間を感じるようになります

(リズムが予想している場所より若干早めに始まるが頭拍以外のリズムはずれる前と同じ間隔を保っており、ずれる前と同じ感覚で聞ける が次の頭拍に着地するまでにずらしただけの余白ができ、その余白の違和感で気持ちよくなれるのだと思っています) 本当に気持ちいい


また、ずらす間隔は1/12でないといけないというわけではなく、同じ一定の間隔であればそれ以下でも成り立つと思われます それによってグルーヴ感を調整できると思われ あまり試していないので恐らくですが 逆に1/12以上ずらすとあんまり気持ちよくなくなってきます これ以上ずらすと3連符のリズムに近づいてしまいヨレのレベルではなくなってしまうからすかね

(こういうのAbleton Liveのグルーヴ使えば簡単に調整できて便利なんでしょうけど、自分はなんかグルーヴの使い方わかんなくていちいち打ち込んでます)



バイレファンキへの応用


バイレファンキとクンビアの共通点は多く、バイレファンキにもヨレているバイレファンキとヨレていないバイレファンキがあり、あります


(たぶん) ヨレたバイレファンキの例

ヨレていないバイレファンキの例


そして上記のクンビアと同じ方法を使ってヨレたバイレファンキを作ることができます

詳しい説明は、めんどくさいので上の画像を見てやってください 全く同じことをやればできるはずです バイレファンキやクンビアである必要はなく、色々なジャンルで試してみてください 


クンビアのダブステップ




BPM


上述の通り、頭拍からずれていることによって感じる余白(この説明わかりづらすぎる)によってキモさ(気持ちよさ)を感じるのでBPMが遅ければ遅いほど隙間が大きくなり気持ちよさが増えます

遅いクンビアの例 気持ちいい

なので、逆にヨレたクンビアやバイレファンキを早回しすると感じる隙間(ヨレ)が小さくなりグルーヴが変わってしまいます


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他にもアクセントの話や他の楽器の打ち込みの話などあるのですが、また別の機会に 全ての楽曲を検証したわけではないので間違っているところがあったらおしえてね


(また中東にhewaといったリズムがあったりインドにも似たリズムがあるっぽいんですが、ほとんど知らないので詳しい方がいたらご教授ください...! 本当にお願いします)


長くなってしまいましたが、よかったら私が作った曲も聞いてみてください ありがとうございました




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