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なお
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【或る高校教師の苦悩27】俺の上履きの運命

(前話「俺の上履きの行方」の続きです。) 「ちょっと待ってww 更衣室の前にあった誰かの靴、踏みつぶしちゃったんだけどww」 そんなコメントと共に岩倉のSNSに投稿された写真を見て、俺は完全に言葉を失っていた。 無理もない。 誰にも見つからないように、必死に探していた自分の上履きがそこに写っていたからだ。 しかもその上履きは、車に轢かれたかのように見るも無残な姿になっていた。 そう。先日俺が女子更衣室に入らされたとき、そこに上履きを置きっぱなしにしていたのだ。 (俺が水泳部の顧問に? https://nao-tall.fanbox.cc/posts/9354845 を参照。) しかし、その写真には上履きの片方しか写っていない。 つまり、俺の上履きは右足と左足がばらばらに置かれていたのだろう。 誰かに蹴飛ばされて、ばらばらになってしまったのかもしれない。 そうなると、結構たくさんの人にあの上履きを見られていたということか? 状況を想像すればするほど、どんどん心配になってくる。 改めて、その写真の詳細を書き下してみる。 16時ごろ投稿されているのを見ると、おそらく部活前に撮られたものだろう。 背景には、更衣室前の茶色っぽい粘土質の地面が写っている。 写真の中央には、彼女の54cmの巨大な右足の足跡。 その足跡の中には、俺の上履きである22cmのティンバーランド風シークレットシューズが収まっている。 いや、収まっているどころではない。 位置関係としては、俺の靴が彼女の足跡に対してちょうど直角(横向き)になっているのだが、彼女の足跡の横幅と俺の靴のサイズはあまり変わらないように見える。 そして、俺の靴は彼女の指の付け根の跡の中にすっぽりと収まっているのだ。 異様なまでに長い足指や土踏まず、巨大なかかとは、俺の靴から完全に外にはみ出している。 これを見るに、俺の靴を10足くらい同時に踏みつぶせるのではないか。 俺「どんだけでかいんだ、、?(笑)」 彼女の足跡が広大すぎて、俺は笑ってしまった。 俺が衝撃を受けたのはそれだけではない。 俺の靴が、信じられないほど無残な見た目になっていたのだ。 その靴の足の甲や足首の部分は、かなり硬い素材でできている。 ティンバーランドを履いたことがある人なら分かるだろう。 だが、それらがローラーで潰されたかのように完全にペシャンコになっているのだ。 ここまで変形してしまうと、どんなに修理してもこの靴を履くことは不可能だろう。 またよく見ると、その靴の足の甲部分が他にも増して強く圧縮されているのが分かる。 直径7~8cmくらいの円形型に凹んで反り返ってしまっているのだ。 しかも、その圧縮力に耐えられなかったのか、靴の側面はビリビリに破れているくらいだ。 これは何を意味するか? そう、そこには彼女の母指球があったのだ。 つまり、彼女の母指球と俺の足の甲は同じくらいの大きさであり、そこにかかる彼女の圧倒的な体重は、俺の靴なんかを一瞬で粉砕できるほどのパワーがあるということだ。 俺は彼女の足の巨大さをよく知っているし、その力も十分理解しているつもりだった。 だが、愛着のある自分の靴がここまで無残な姿になると、改めて彼女の強さを実感させられる。 実感どころか、恐怖すら感じる。 それだけではない。 俺を含め普通の人間は、どんなに本気を出してもここまでティンバーランドをペシャンコにつぶすことはできないだろう。 どんなに体重をかけても、ジャンプして飛び乗っても無理だと思う。 だが、彼女は何気なく踏んだだけで成し遂げてしまうのだ。 彼女のパワーはどれだけ桁違いなのか? もし彼女が本気を出して力を解放したなら、、? 俺には想像すらできない。 いや、待て。 彼女のパワーに感心している場合ではない。 俺が死ぬほど隠したかったシークレットシューズが彼女の手に渡ってしまったのだ。 もし、この靴が俺のものだとばれたなら。。 ただでさえ地に落ちている俺の教師としての権威は、どうなってしまうのか。 俺は焦る気持ちを抑え、次の投稿に目を通していく。 すると、同級生たちとの会話が続いていた。 --- 女子生徒A「ヤバ!ww 玲奈強すぎでしょww」 岩倉「やってしまったwww ってかこれ誰の?」 女子生徒A「なんか見たことあるけど」 岩倉「これ22cmなんだけどwww これってメンズよね?ちっちゃすぎない?ww」 女子生徒A「マジ!ちっちゃすぎww」 --- 俺は、顔から火が出そうだった。 岩倉に自分の靴だとばれていないにせよ、靴のサイズを馬鹿にされているのだ。 しかも、それがばれるのは時間の問題だろう。 ひやひやしながら次の投稿を読み進める。 --- 女子生徒B「その靴、玲奈の足の匂いが移ってるんじゃない?www」 岩倉「うざー!そんな訳ないもん!」 女子生徒B「じゃあ、嗅いでみてよww」 女子生徒C「返信がないwwやっぱり臭かったんじゃね?」 岩倉「ヤバ!B子の言う通り結構臭くなってるかもwww」 女子生徒B「やっぱりー!」 岩倉「ローファー脱ぎたてだったからね!(σº∀º)σドヤ」 (ここで、この投稿は終わっていた。) --- 俺「ま、まじか。。」 俺は、無意識に声が出てしまった。 俺のあのシークレットシューズに岩倉の足の匂いが移っているだと、、? 俺にとって、夢のような話だ。 いろんな意味で、なんとしてでもあの靴を取り戻さねばならない。 俺は心に誓った。 だが、あの靴は今どこにあるのだろうか? 今21時過ぎだから、この投稿から5時間が経過したことになる。 部活はとっくに終わっているはずだし、生徒も全員下校しているはずだ。 そうなると、あり得る可能性は二つだ。 一つは、その靴を岩倉が持ち帰ったという説だ。 他人の靴を踏みつぶしてしまったという悪事を隠すためにそのまま持ち帰るというのはあり得なくはないが、普通の人が赤の他人の靴を持ち帰るだろうか? 流石に「汚い」という感情になるのではないか。 生粋の足フェチで、岩倉の上履きを持ち帰る俺と訳が違うのだ。 もう一つは、踏みつぶしたまま放置しているという説だ。 他人の靴を踏みつぶしてしまったとはいえ、そうなったものは仕方がないから、そのまま放置する可能性は極めて高い。 というか、一般人の感覚ならそれが普通だろう。 ということは、まだあの更衣室に俺の靴が。。 そしてその靴には、彼女のローファー脱ぎたての足の匂いがこびりついている可能性がある。。 そう知った俺は、いてもたってもいられなくなった。 俺は考える間もなくデスクから立ち上がり、職員室を飛び出していた。 秋の夜風が少し肌寒い。 だが俺はお構いなく、シャツ1枚で更衣室へと急ぐ。 しかし、更衣室へと向かう通路の途中で、スマホの通知が鳴った。 通知と言っても、電話などではなくXの通知だ。 スマホを取り出して画面を見ると、「玲奈さんが新しい投稿をしました。」と出ている。 俺は岩倉のSNSの新着のたびに、通知が来るように設定している。 その通知だったのだ。 もしかすると、俺の靴の情報が投稿されているかもしれない。 そう思った俺は、急いでXを開いた。 すると… 「やばいwwwさっき誰かの靴を踏みつぶしたバチが当たって、妹にうちのローファー踏みつぶされちゃったんだけどww」というコメントと共に、巨大な足跡の真ん中でまるで車に轢かれたかのようにペシャンコになった岩倉のローファーの写真が投稿されていた。 そのローファーはまぎれもなく、先日俺がそのデカさに夢中になった彼女のローファーであった。 (彼女のローファーに夢中すぎて https://nao-tall.fanbox.cc/posts/10287491 を参照。) つづく…

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妹登場により足の更なる格差社会が見れそう!次も楽しみにしています

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